“ルーレット族“という言葉に、聞き馴染みはあるでしょうか?
最近、TwitterやInstagramなどで#ルーレット族 #本気組 と言った#タグを目にする人も少なくないと思います。
近年増加しつつあるルーレット族について、
- そもそもルーレット族とは一体なんなのか?
- 名前の由来はなんなのか?
- ルーレット族はいつからあるのか?
- 本気組やルーレット族がハザードを点けている理由はなんなのか?
といった点を解説します。
ルーレット族とは?名前の由来は?
「ルーレット族ってたまに耳にするけど何のこと?なんでルーレット族って言うの?」
と疑問を持っている方もいると思うので、詳しく解説していきます。
そもそもルーレット族って?
ルーレット族とは、“環状道路(主に、首都高速都心環状線・阪神高速1号環状線・名古屋高速都心環状線・湾岸線の4つ)を周回し速さを競う行為をする人たち”のことを表します。
また、警視庁でのルーレット族の定義は、「主に、首都高速道路都心環状線(C1)などを周回走行しながら最高速度違反、急加速、急な割りこみなどの違法で危険な走行や車体の違法改造による整備不良や排気音などの騒音などにより、他の車両などに著しく交通の危険を生じさせる、または、著しく他の交通に迷惑を及ぼす行為を行う『違法競走型暴走族』の一形態」の事を指しています。
/引用元:くるまのニュース『自粛でガラガラ首都高で増加中!「ルーレット族」に遭遇した時の正しい対処法とは』より。
https://news.infoseek.co.jp/amp/article/kurumanews_261684
名前の由来と環状族について
いくつか説はありますが最も有力とされているものが、環状線を何度も周回する光景が“カジノのルーレットのように見える”事から名付けられ、関西圏では“環状族”と呼ばれています。
また、速度違反などの、暴走行為を行っているため、一般車両を巻き込むことも多く、死亡率も高い傾向にあります。
ルーレット族の歴史
ルーレット族は1980~1990年代後半から出没し始め、2008年頃にピークを迎えました。
2017年から警察の取り締まり強化などの影響で減少し、チームの解散などもあり下火になっていましたが、近年コロナ禍での蔓延防止や外出自粛などの影響により、交通量が激減したことがきっかけで、深夜での再出現が増加しています。
本気組と雰囲気組
本気組とは、2chの掲示板でルーレット族のトップ勢のことです。
当時、外回りを1周5分を切って周回する人もいたそうです。
当時、彼らが首都高を走るという情報は、主に2chの掲示板を通じて共有され、走行レーンが見える一般道や各パーキングエリアに、多くのファンが詰めかけるなどの熱気を帯びていました。
対をなして現れたのが、本気組の車両スタイルのみを真似る“雰囲気組”です。
当時、各パーキングが、深夜には一般車の利用を妨げるほどに混雑していた程です。
外回りを1周5分切るということは、相当なスピードが出ていますよね。
どうして逮捕されないのか、気になる人は、以下の記事を参考にしてください。
ハザードの意味は?
ルーレット族の中でも、ハザードをつけながら走行している車両を見ることも、少なからずあると思います。
ハザードの意味ですが、
「レースやバトルはしない。一人で走りを楽しみたいので、誰とも競わない。」
というサインのようです。
また、夜の走行時は周りに危険を知らせるための事故防止であったり、峠などにおいてのドリフト走行開始のサインなどに使用されているそうです。
ルーレット族のまとめ
ルーレット族のルーツやいつ出没したのか、コロナ禍での復活などについて解説していきました。
今回の記事でルーレット族や本気組に少しでも興味を持って頂ければ幸いです。
首都高や環状線でルーレット族を見かけた際は、ハザードがついているかの確認などをして見るのもいいかもしれません。
中盤でご紹介した本気組や、車体スタイルを真似る雰囲気組の他にもいくつかのグループもあり、様々な楽しみ方をしている人も多いことかと思います。
車好きな方や運転・ドライブが趣味という方も多いと思いますが、首都高や環状線も公道に含まれているのでスピードの出し過ぎや暴走行為は、当然違反行為です。
近年のコロナ禍での影響もあり、ルーレット族と呼ばれる方々が再び増加し、話題にもなっています。
ですが、ルーレット族の中でも行き過ぎた暴走行為や、速度超過をする人も少数いる可能性があるので、細心の注意を払ってカーライフを楽しむことが大切ですね。
ルーレット族は車を改造する人も多いので、金持ちが多いのでは?と気になっているかもしれません。
ルーレット族のお金事情については、以下の記事を参考にしてください。