毎年3月30日はマフィアの日と言われています。
そんなマフィアの日にちなんで、おすすめのマフィア映画を5つ紹介します。
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マフィアの日の由来についてはこちら。
目次
ゴッドファーザー
マフィアと言えばこの映画。
フランシス・フォード・コッポラ監督の作品で全3部作となっています。
数々の名言も飛び出している映画で、見たことのない人は一度は見ることをおすすめします。
PART 1
移民からマフィアを率いるドンへと登りつめた、ヴィトー・コルレオーネ。
その三男であるマイケルはマフィアの世界から離れようとしていたが、ヴィトーが何者かに襲撃されてしまう。
それを契機に彼はマフィア間の抗争に身を投じ、父の復讐を果たしていく。
アカデミー作品賞ほか全3部門を受賞した、映画史に燦然と輝く名作です。
重厚な映像、鮮烈な暴力描写、濃密なドラマなど、全要素が極上な上にそれらが見事に融合しています。
PART 2
ニューヨークを離れ、コルレオーネ一家の拠点をネバダ州タホ湖畔に移したマイケル。
父の跡を継いでドンの座についた彼は、若き日の父ヴィトーに思いを馳せるのだった。
そんな中、ネバダの自宅を襲撃されたことを合図に大規模な抗争が始まり…。
マイケルの台頭とその父ヴィトーがマフィアのドンとなるまでの過程を交錯させ、親子の「血筋」を見事かつ重厚に描破しています。
アカデミー作品賞ほか、全6部門を受賞しました。
PART 3
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コルレオーネ・ファミリーを率いてきたマイケルは、裏社会からの撤退を模索。
亡き兄ソニーの息子ヴィンセントを後継者として育成しようとするが、彼がニューヨークを縄張りにするザザの部下だったことからトラブルが起き、大きな抗争へと繋がっていく。
16年ぶりに放たれたシリーズ第3弾です。
ヘリによる襲撃やオペラが上演される劇場での暗殺など、手に汗握る見せ場が続きます。
監督・コッポラの娘ソフィアの出演も大きな話題になりました。
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インファナル・アフェア
インファナル・アフェアは、警察に潜り込むマフィアと潜入捜査官をそれぞれの視点で描いた香港ノワールの最高峰と称される映画です。
インファナル・アフェアも全3部作となっています。
PART 1(無間道)
マフィアに加わった青年・ラウはボスのサムに見込まれて警察学校に送り込まれる。
一方、警察学校で優秀な成績を収めていたヤンはマフィアへの潜入を命じられる。
それから10年もの間、2人はそれぞれ身分を偽って、敵組織の中で実績を積み重ねていき…。
身分を隠してマフィアに潜入するアンディ・ラウの、命の危険と心の揺らぎに葛藤する姿に息が詰まります。
トニー・レオンの名演が緊張感にさらに拍車を掛けています。
PART 2(無間序曲)
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1991年。組織のボス・サムの妻に思いを寄せていたラウは警察への潜入を命じられる。
一方、亡きマフィアのボスの私生児であるがために警察学校を退学させられたヤンは、マフィアへの潜入捜査を強いられた。
2人の過酷な運命は、ここから始まることになる。
前作より過去を描き、主人公たちの過酷な人生の発端が明らかになります。
中国返還前の裏社会の姿、人間模様、組織や個人の確執、愛のドラマなどが密に絡んでいく様は必見です。
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PART 3(終極無間)
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ウォン警視を殉職させ、サムに訣別の銃弾を見舞い、警察官として生きる道を選んだラウ。
自分の正体を見破ったヤンの死後、警察内に残る潜入マフィアたちを始末してきたラウは、エリート警官・ヨンを潜入マフィアの1人と確信して追い詰めていくが…。
前2作の主要キャストが勢揃いし、全ての謎が明らかになります。
アンディ・ラウが妄執にとらわれて徐々に壊れていく難役に挑み、シリーズ中もっともノワール度が高い作品となっています。
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ダブルフェイス(偽装警察編/潜入捜査編)
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ダブルフェイスはインファナル・アフェアの日本リメイク版で、西島秀俊と香川照之のW主演作となっています。
これだけハラハラさせられる映画は、最近でもなかなかないというくらい見ごたえのある作品です。
最後に待っているのは「希望」ではなく「絶望」の2文字がピッタリの映画です。
映画は『偽装警察編』と『潜入捜査編』の2部作となっています。
大ヒット香港映画『インファナル･アフェア』を香川照之×西島秀俊でリメイク｡
エリート警察官でありながら闇組織のスパイである主人公と闇組織の潜入捜査官の運命を描きます｡
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グッドフェローズ
1955年から80年のニューヨーク・マフィア界で生きたヘンリー・ヒルという実在の男を題材とした作品です。
マフィアの内情を生々しく描いた作品で、怖いくらいにリアルなマフィア映画となっています。
ブルックリンを牛耳るマフィアに憧れ、彼らの世界に足を踏み入れたヘンリー。
ジミーやトミーらと悪事を重ねた果てに、ケネディ空港で600万ドルを強奪する大きなヤマを成し遂げる。
だが、FBIの追求を恐れるジミーが口封じのために仲間たちを殺していくように。
実話ベースのクライム・ドラマです。
カオティックでスピーディーなM・スコセッシの演出もさることながら、R・デ・ニーロやJ・ペシが繰り出す鬼気迫る演技にも圧倒されます。
シティ・オブ・ゴッド
シティ・オブ・ゴッドは、2002年に製作されたブラジルの映画です。
1960年代から1980年代にかけてのブラジルのリオデジャネイロ。
その中でも貧困にあえぐファヴェーラと呼ばれるスラム地域を舞台にした、強盗、麻薬ディーラーなどをして金を稼ぐモレーキ（ストリートチルドレン）たちの抗争が、実話を基にして描かれています。
“シティ・オブ・ゴッド”と呼ばれるブラジルの貧民街。
60年代、3人のチンピラ少年とギャングに憧れる幼い少年、リトル・ダイスはモーテルを襲撃し警官と撃ち合いに。
それから数年後、身を隠していたリトル・ダイスは、街を乗っ取るために再び現れる。
原作はパウロ・リンスの同名ノンフィクション小説です。
暴力と貧困に埋め尽くされた子供たちの壮絶な日常を、ブラジル生まれのフェルナンド・メイレレス監督がえぐり出します。
マフィアの日の意味・由来
そもそも3月30日はどうしてマフィアの日と呼ばれるのか。
その昔、シチリア王国(※)を治めていたフランス王族の兵士たちが、シチリア住民の女性に暴行を加えました。
※中世から近世にかけて、シチリア島やイタリア半島南部を支配した王国
この事件に怒った住民たちが暴徒化し、暴動に発展します。(元々フランス王族とイタリア系の住民の間には不満があった)
この発端となった事件が起こったのが1282年3月30日です。
暴動はシチリア全土に拡大し、4,000名の命が亡くなりました。
事件が起きた3月30日は、復活祭の翌日に当たる月曜であり、住民たちが暴動を開始したとき、晩祷を告げる鐘が鳴ったことから「シチリアの晩祷（晩鐘）(ばんとう)」と呼ばれるようになりました。
そしてこの暴動を起こした住民たちが合言葉にしていた
「Morte alla Francia Italia anela」
（フランスに死を、これはイタリアの叫びだ）
という言葉の頭文字を取ると、MAFIA(マフィア)となり、これがマフィアの日と呼ばれるようになった由来とされています。
