いざスケボーに乗ってみると、
全然出来ない!!!
と、想像以上に実は難しかったりしますよね。
跳んだり、回したり、理想は膨らむ一方で、なかなか出来ずに諦めてしまう人が多いのも事実。
少しでも出来る事を増やして、楽しくスケボーをしましょう!
ということで、スケボー初心者でも簡単にできるスケートトリックを紹介していきます。
突然転んでスケボーだけがどこか行ってしまう時もあると思いますので、安全な広い場所を確保して、必要と感じた場合はヘルメットやプロテクターなども装着して練習しましょう。
目次
スケボーに乗る前に
自分のスタンスを知る事が大切です。
トリックを練習する前に、まず自分のスタンスがわかっているとスムーズなので、チェックしましょう。
左足と右足、スケボーの上に左足を置いた場合と右足に置いた場合、乗りやす方はどちらですか?
ボールを投げる時や、走る時に左右どちらの足が前に来ると動きやすいか、という感覚と似ています。
レギュラー:スケボーの前に[左足] 後ろが[右足]
グーフィー:スケボーの前に[右足] 後ろが[左足]
ちなみに、オリンピック女子スケボー金メダリストの西矢椛選手は、前に左足が来ているのでレギュラースタンスという事です。
どちらかチェックできたら、次は基本スケボーの一番大事なプッシュを覚えましょう。
初心者が最初にやるべきトリック
スケボーを始めたらまず挑戦してほしい事、必ず通る道なのでお伝えします。
ここで説明するトリックは基本なので、基本が出来ていれば、後から覚えるトリックに繋がる大切な部分なので、できた!だけで終わらせずに、どんどん極めていきましょう!
プッシュ
引用元:https://thaisbaby.com/?p=16946
後ろ足で地面を蹴って、スケボーで進む基本的なトリック、というより基本的な技術です。
基本のプッシュが出来ないと、進むことが出来ないので絶対に取得しましょう!
まず、前足をスケボーの上に乗せます。(この時に載せる位置は、前のビスという4つのネジが隠れるように置きます)
前足を乗せたら、後ろ足は後ろのビスに乗せます。
また後ろ足を下ろします。
その動作を繰り返して、少し慣れてきたら後ろ足をスケボーに乗せる時に少し地面を蹴ってから乗ると進みます。
最初は怖いかもしれませんが、早いスピードでプッシュするには、地面の蹴りを強くするしかないので、最初はゆっくり少しずつ地面を蹴って前に進んでみましょう。
チクタク
チクタクとは、プッシュを使わずに前へ進むトリックです。
どういうこと??と思う人もいると思いますが、スケボーに両足乗ったまま、地面を蹴らずに進むことができる初めてみると不思議なトリックです。
スタンスはこんな感じです。
前に置く足は、自分がバランス取りやすいところで大丈夫ですが、後ろ足は、後ろのビスより後ろに置いて下さい。
スタンスが決まったところで始めたいところですが、どんなトリックか想像できないと、わからないと思うので動画を貼っておきます。
こんな小さい子も出来ちゃう!不思議と前に進むチクタクですが、挑戦していきましょう。
スケボーに両足が乗っている状態で、前を少し浮かせながら左右に振って進んでいくトリックです。
原理的に後ろに重心を掛けると、後ろにスケボーが傾きますよね!そうすると、スケボーの前が少し地面から浮くと思いますが、身体ごと後ろに体重を持っていくと、後ろにそのまま転んでしまうので、
後ろ足に意識するのではなく、前足をほんの少し上にあげるとスケボーの前が少し軽くなってスケボーの前が上がります。
前足を戻すとまた元の位置に戻ります。
何回か上げて下げてを繰り返して、慣れてきたら身体を左右に動かし進むのですが、言葉だと難しいのでコチラをご覧ください。
チクタクに慣れてきたら、なぜか後ろに進んでしまう・・なんて事はよくある話なので、そんな事になったらこちら!
スケボー初心者にオススメのストリートトリック
スケボーには、いろんなジャンルのスケボートリックがあり、オリンピック競技にもなったストリートとパークのトリック、その他にもフリースタイルやオールドトリック、スラロームなど様々ですが、ここではストリートの初心者オススメトリックを紹介します。
オリンピック女子スケボー銅メダリストの中山楓奈選手のようなスタイルのトリックです!
本当はオーリーといってジャンプするトリックを覚える事が大前提なのですが、このオーリーがスケボーの大きな壁で、このオーリーが出来ずに挫折するスケーターが必ずいるという難関ポイント!ここをクリアすると、オーリーの応用で、いろんなトリックにどんどん練習出来るのですが、なかなか難しくてすぐに出来ない事が当たり前。
ちなみにオーリーはこちら↓
そんなオーリーは、すごく大事なのですが、オーリーが出来なくても出来るトリックを紹介します。
F/s(フロントサイド)ノーコンプライ
と、言われても、どんなトリック??となると思いますので動画を先に載せます。
前足を地面に下ろしてから、身体とスケボーを180度背中側に持っていき、下ろした前足を元の位置に戻すトリックです。
まずは止まって練習しましょう!
スタンスはチクタクと同じ位置で、少しカカト重心だと良いです。
前足を背中側に足を下ろします。
スケボーに乗ったままの後ろ足でデッキを前に少し走らせ、背中側に下ろした前足が辛い体制になる前に、後ろ足を内股にするイメージでスケボーを180度回します。
その180度回ってきたスケボーに、地面に下ろしていた前足を乗せると同時に、自分も180度向きが変わっている状態をノーコンプライです。
是非チャレンジしてみてください。
ボンレス
ボンレスは先程のノーコンプライに似ています。
まずはどんなトリックかチェック!
ノーコンプライのように前足を下ろす事が一緒ですが、前足を下ろす前に、後ろの手をスケボーに添えて、ノーコンプライと違うの事は、足で180度スケボーを回すのではなく、手で持っていくトリックです。
似てるようで似てない、似てないようで似ているトリックです。
スケボー初心者にオススメのパークトリック
続いてはオリンピック競技にもなったパークスタイルの初心者向けトリックを紹介します。
オリンピック女子スケボー金メダリストの四十住さくら選手のようなスタイルのトリックです!
ストリートトリックのように基本の技術は必要ですが、実はこちらのようなパークスタイルの基本の方がオーリーより取得しやすいのです。
でも、フラットではないのでスケートパークに行く必要があるのと、技術より度胸な部分があるので、無理せず自分のペースで挑戦しましょう。
基本トリックは、ドロップ、インターフェイキー、テールタップの3つです。
3つを取得すると、いろんなトリックの練習が始めやすくなるのですが、この最初のドロップがいきなり度胸系トリックです。
慣れれば誰もができるトリックなのですが、ランプ(スノーボードでいうハーフパイプ)の斜面を降りるトリックで、怖くなかったなんて聞いた事がないくらい、みんな怖いと絶対感じてしまうので、最初は小さなランプがあるスケートパークで挑戦してほしいです。
スケボーパークには、こんなに小さいランプもあります。
引用元:https://snowhack.net/archives/8927
Uの字のようなカタチをしていて、行ったり来たりして遊びます。
最近ではロープもあるスケートパークもあるので、ロープがあると安心です。
これを取得する事が大前提ですが、この3つのトリックを取得する前に、もっと基本で、恐怖心を減らして、ランプに慣れるトリックや技術があるので、そこをお伝えして行きたいと思います。
パンピング
ランプは上から下りて(トリック名ドロップして)、スピードを付けてから行ったり来たりするのですが、パンピングは上から下りずに(ドロップしないで)、ブランコのように行ったり来たりしながら、下からどんどん上にこいでく技術です。
言葉だと、わかりづらいと思うので、まずは動画でご覧ください。
イメージはわかりましたか?
ブランコに例えるとイメージしやすいので想像して見てください。
スケボーは横乗りなので、ブランコと向きは違うのですが、ブランコを下からどんどん上にこいでいく時、身体を頂点で伸ばして下がる時に下に勢いを付けて下がろうとしますよね?
その身体の持っていき方を横向きでするイメージです。
ブランコを横向きで乗って漕いだ感じです!(実際、体も横向いてブランコは難しい体勢ですが・・笑)
最初は基本のプッシュをランプの平らなところで一回で少し蹴りスピードを付けてから(ブランコも止まった状態からでは漕げない事と一緒)、スケボーが少し上に来たら身体を伸ばし、下がる時に下に向かって身体の重心を下げる事を繰り返すと、どんどんランプの上にスケボーが行くようになります。
これがパンピングです。
B/s(バックサイド)ターン
その名の通りターンです!車で言うUターン。
もうブランコは通用しません(笑)
ターンにも種類があってB/s(バックサイド)ターンとF/s(フロントサイド)ターンがあります。
B/s(バックサイド)ターン ・・・・ お腹側にまわるターン
F/s(フロントサイド)ターン ・・・・背中側にまわるターン
今回はB/s(バックサイド)ターンを練習しましょう!
レギュラースタンスの人は右側、グーフィスタンスの人は左側に(どちらもお腹側)ターンして行きます。
スタンスはまたチクタクと一緒です。
チクタクで練習したように、その場でスケボーの前を浮かせる事をイメージします。
チクタクは左右に振っていたと思いますが、お腹側だけにスケボーを移動させます。
どんどん繰り返すとお腹側に180度身体もスケボーも移動していくと思います。
最初は、何回もチクタクでお腹側に移動するように繰り返し、段々とチクタクの回数を減らしていきます。
2回、もしくは1回で180度まわるようになったら、ランプの平らなところから少しプッシュし、ランプの上に来て伸びる少し手前で(その場で練習した時と同じように)最初は2回掛けても大丈夫なので、同じようにランプでチャレンジしてみましょう。
最終的に1回で回れたらB/sターンです。
と、言っても怖いが勝つのがスケボーなので、最初はランプからではなく、緩やかな坂(バンク)で練習をオススメします。
バンクとはこちら
引用元:https://any-h.jp/blog/detail/714
このような緩いバンクで2回、3回掛けてでもいいので、無理せず練習し、慣れてきたら1回で回れるようにチャレンジしてみましょう!
ランプでは、最初は思わぬ動きをする事も多いので、パンピングでランプに慣れてからランプでターンしてみましょう。
まとめ
自分のスケボーしてる姿を携帯の動画機能などで撮影して、自分がどんな状況なのかチェックするとわかりやすいです。
動画の見本と比べて見て、思っている動きと違ったら、ここを直してみようと確認できるので良いと思います。
スケボーの基本はもちろんありますが、個人差はあるので、もし一緒に始めたスケーターや周りのスケーターより成長が遅いと感じても焦らず楽しくスケボーするために、気分転換に違うトリックの練習をしたり、プッシュでいろんなところを滑ってみたりするなど、スケボーを楽しんで下さい。
後から急に成長するタイプや、みんなが苦戦するトリックを自分は簡単と思う事だってあるので(信じられないかもしれませんが、トリックによって得意不得意が絶対あります)、スケボーは自由で遊びや趣味と思って楽しくなくては始まりません!
楽しいスケボーライフを送ってください。